廻り階段に手すりを取り付けました

知り合いからの依頼で廻り階段に手すりを取り付けました。

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使用部材

今回、使用した部材です。今回は大建工業株式会社の製品を使用しました。

エンドブラケット

手摺の初め、終わりの部分に取り付けます。

エンドブラケットを2個と丸棒を使えばいろいろな場所に手すりを取り付けられます。

  • 玄関、廊下、トイレ等

90cm以上間隔が開く場合はブラケットの使用が必要です。

脱着ブラケット横用

手摺を壁に取り付けるときに使用します。

エンド部材、ジョイント部材を取り付けるときは100mm以内にブラケットの取付を推奨しています。

直受(じかうけ)自在ブラケット

勾配の異なる手摺を取り付けるときに使用します。

角度調整範囲は中心点を基準に上下、前後、斜め(全方向)45°調整可能です。

リフォーム等で限られた下地しかない場合で勾配の異なる手摺を取り付ける場合に便利です。

入隅自在ブラケット

入隅部にブラケットを取り付けるための部材です。

角度調整範囲は中心点を基準に上下、前後、斜め(全方向)45°調整可能です。

リフォーム等で通常のブラケットが取り付けられない場合に便利です。

丸棒

今回はクリアー塗装品のΦ35mmの木製の丸棒を使用しました。他にもグリップ付きのものや着色を施したものもあります。

位置決め

まずは取り付ける高さを決めます。今回は階段の段鼻から750mmを基準にしました。手摺の高さは使用する人に合わせて決めます

高さが決まったら、手摺の受金物を取り付ける場所を決めます。今回は手摺下地の入っていない物件なので、下地のある場所に止める必要があります。具体的には、柱か間柱に止めることになります。手摺の下地が入っていれば『エンドブラケット』と『脱着ブラケット横用』と『フレキシブルジョイント』(角度をつけて手すりをつなぐ部材)があれば施工できるのですが、今回は少し割高になりますが『直受(じかうけ)自在ブラケット』、『入隅自在ブラケット』を使用しました。

受け金物の固定、丸棒の固定

受金物の取付場所が決まったら、鉛筆等で受金物の取付場所にわかるようにマーキングしておいた方がよいでしょう。もし、後で消しゴム等で消せないような仕上げ材の場合はマスキングテープ等を貼ってもよいでしょう。また、マーキングするときは金物に手すりを付けた時の高さを考慮しましょう。また、ビス止めする前に下地探しのピンを使って再度確認するとよいでしょう。

取り付ける位置が決まったら、ドライバーを使って付属のビスで止めます。ガタがないようにしっかりと止める必要があるので『インパクトドライバー』を使うとよいでしょう。手摺になる丸棒を必要な長さにカットして受金物に取り付けていきます。丸棒にビスを取り付ける際には取付ビスより細いドリルで下穴をあけると止めやすいです。丸棒の素材によっては硬いもの(タモ等)があるので下穴なしでビス止めするとビスが折れる恐れがあります。

階段下部

廻り階段部

階段上部

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ひとりごと

手すりがあると上り下りが楽です。若い時には必要なくても必ず必要な時が来ます。今の新築では1mを超える階段には取り付けることが義務付けられています。階段に限らず、手摺を設置したい場所はありますよね。ホームセンターでも部材はに入るので挑戦してみてはいかかでしょうか。

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この記事を書いた人

高校卒業後、10年ほど地元の会社に勤めるが将来に希望が持てず建築業(大工)に転職。20年ほど現場にて職人として従事し、現在は個人事業主として活動中。1964年生まれ しし座。

人生の折り返し地点はとっくに過ぎたので残された短い健康寿命を有意義に過ごしたいと思います。

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