ダイソーの300円スピーカーのユニットとアマゾンから購入したリチウムイオン電池式デジタルアンプモジュールを使ってどこでも聞けるブルートゥース接続のスピーカーを作りました。
使用する部材

- ダイソーのUSBミニスピーカー(4発タイプは2箱) 1台
- ブルートゥース対応デジタルアンプモジュール 1台
- 18650リチウムイオン電池 1本
- 電源スイッチ
- メルクシパイン集成材
- アクリル板少々
- シナベニヤ(5.5mm)
- バスレフポート(今回はトイレットペーパーの芯)
- グラスウール少々
エンクロージャー(ボックス)の組立
大まかな構想が決まってから木材の加工を行います。今回は口径52mmのスピーカーユニットなので高さをできるだけ低くして、コンパクトに仕上げました。見た目も大事だと思うので角部は面取りを行ってウレタンクリア仕上げを施しました。

- 木材(メルクシパイン集成材)の加工
- 寸法にカット
- ユニット・バスレフポート・スイッチ部・基盤LED確認部の穴あけ
- 組立、補強(4隅に補強材)
- 角部の面取り後、天板接着
- 面取り、ペーパー仕上
- シーラー塗布・ペーパー仕上を2工程
- クリアー仕上げ
各部の穴あけはトリマーにベアリング付きのストレートビットを取り付けて行うときれいに加工できます。
4mmのベニヤ等であらかじめ型を作っておいてその型をベアリングがなぞって切削していく方法です。
部品の取付、配線
デジタルアンプモジュールは基盤部分に18650リチウムイオン電池充電状態のLEDがついているので外から確認できるように窓をつけて取り付けるようにしました。(電池ボックスは取り外します。)

- ダイソーのスピーカーはユニットだけを取り外します。
- 各部材を取り付ける場所のビス位置には下穴をあけておきます。
- 部材を取り付けて固定します。
- 電池を入れて動作確認を行います。
- バスレフポートを取り付けます。
- グラスウールを入れます。
各部材は組み込む前に動作確認を行った方が良いと思います。
今回購入したデジタルアンプモジュール10台の内、1台が初期不良(部品欠損)でした。
ブルートゥース対応アンプ内蔵スピーカーの完成
ダイソーのスピーカーユニットを使ったブルートゥース対応のアンプ内蔵のスピーカーの完成です。バスレフポートはラップの芯を利用しました。(Φ30長さ105mmで後方に1カ所)


ブルートゥース対応アンプ内蔵スピーカー(4発タイプ)
同じ仕様でダイソーのスピーカーユニット4個を使ったタイプです。バスレフポートは塩ビ管を利用しました。


口径65mmブルートゥース対応アンプ内蔵スピーカー
同じ仕様で口径65mmで作りました。こちらのユニットは秋月電子通商から以前購入したものです。後方のバスレフポートは1つです。


あとがき
侮るなかれ!ダイソースピーカー。300円とは思えない音質です。個体差はあると思いますが、結構良い音で鳴ってくれます。今は店舗で見かけなくなったのが残念です。
デジタルアンプモジュールはチップモデルが 5VでPam8403で3W+3Wですが普段聞くのには十分なパワーです。最初はデジタルアンプなんてと思っていましたが小口径のスピーカーを鳴らすのには十分です。
また、ブルートゥース対応なのでスマホに入っている音源を聴くのに良いです。
このスピーカーは電源内蔵でブルートゥース対応なので音源があればどこでも聞けるのが良いです。現場で一人で仕事をするときには重宝しています。あと宮付きベッドの棚に置いて好きな音楽をかけながら寝ながら読書にも使っています。最低のボリュームでもノイズが気にならないのもいいです。
3400mAのリチウムイオン電池1本を使用しています。現場で5時間ほど使用して3日くらいは充電しなくても使えるようです。(夏場)
充電はマイクロUSBで充電には半日ほどかかると思います。
4発タイプも作りましたがバスレフダクトの関係か2発の音質の方が私は好きです。
口径65mmのタイプはエンクロージャーの容量も増えたので低域の再生能力が高くなりますね。
いやー、面白いですね。同じアンプでもスピーカーによって音が違うので。興味のない方は何やってんだか、と思われるかもしれませんが。これからもいろいろと作っていきたいと思います。
今度、サイト上でも聴き比べできるようにしたいと思います。
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