持ち運びに便利な充電式アンプ内蔵多機能スピーカーを作りました。
使用部材
アマゾンで購入したBluetooth互換デコードボードを使ってバッテリー駆動で持ち運びのできるスピーカーを作りました。今回はエンクロージャーにヒバの無垢材を使用しました。
Bluetooth互換デコードボード


製造国 | 中国本土 |
供給電圧 | DC 3.7V-5V |
電流 | 1A |
出力 | 6W (2×3W) |
S/N比 | ≥70dB |
FM受信周波数 | 87.5〜107.5MHz |
Bluetooth対応バージョン | 5.0 |
音楽形式 | MP3 /WAV /FLAC |
サポート機能 | MP3/USB/TF/LINE IN/FM/BLUETOOTH対応/6.5MMマイク |
サイズ | 130x60x43mm |
パッケージ内容 | Bluetooth互換デコードボード、リモコン、電源コード、スピーカーコード、ラジオアンテナ(単線) |
スピーカーユニット
今回はスピーカーユニットを2種類用意して、同一の仕様で2台作ることにしました。

メーカー名 | TOYO? |
型式名 | 70FB02BC メタルコーンスピーカー |
口径 | 70mm |
インピーダンス | 8Ω |
最大入力 | 15W |
その他 | 不明 |

インピーダンス | 8Ω |
定格入力 | 10W |
最大入力 | 20W |
最低共振周波数 | 90Hz |
再生周波数帯域 | Fo~20,000Hz |
出力音圧レベル | 81.5dB W/m |
マグネットサイズ | φ60×φ32×t8mm |
マグネット重量 | 81g(2.9oz.) |
本体重量 | 265g(9.35oz.) |
DAOKAI 充電放電統合モジュール

メーカー | DAOKAI |
サイズ | 29×17×5(mm) |
商品名 | 2A 5V 充放電一体型モジュール |
電圧 | 5V |
18650リチウムイオン電池・電池ボックス

18650のリチウムイオン電池と専用のボックスです。リチウムイオン電池は今回3200mAの容量ものを使用しました。
通用型伸縮式アンテナ

メーカー | uxcell |
サイズ | 11~32cm |
材質 | ステンレス鋼、真鍮 |
取付穴径 | 0.24cm |
最大直径 | 0.6cm |
色 | シルバートーン |
DC電源ジャックソケット

メーカー | Youmile |
材質 | 銅ニッケルメッキ |
接触抵抗 | ≤0.03Ω |
絶縁抵抗 | ≥100MΩ |
定格負荷 | DC 30V 5A |
耐電圧 | AC500V( 50Hz)/分 |
サイズ(ピン込み) | 26 x 12mm |
エンクロージャーの組立

木材の加工
仕事上、ヒバの野地板(屋根の下地材)を使用します。今では構造用合板を使用する工務店が多くなっていますが、昨今の合板の値上がりでまた野地板を使う業者さんも増えてきました。たまたま良い品質のヒバの野地板(2000×120×12)があったので数枚とっておき、自動カンナで仕上げてそれを本体に使用しました。
今回は厚さ10mmで仕上げました。

寸法でカット
加工したヒバ材を底板の分削っておきます。あとで組み立てて最後に底板を取り付けるのでこうすることで底板が見えなくなります。
あとは寸法でカットするのですが、スライド丸鋸があると楽に45度がカットできるので便利です。
天板・裏板や補強木も加工、カットしておきます。
天板は本体の大きさより5mmほど大きくカットしておきます。(厚みは今回は6mm)

本体の加工、組立
スピーカーユニット、Bluetooth互換デコードボード、充電用端子穴、充電ランプ確認穴を加工します。
画像は別のスピーカーを組み立てる様子です。
このようにして接着剤を利用して締め上げて接着します。
乾燥したら4隅に補強木を接着します。
乾燥したら4隅を面取りします。今回は1分面(3mm)を使用しました。

天板の接着
画像は別のスピーカーの組立です。このようにして天板を接着します。
乾燥したら天板の角を面取りします。2分面(6mm)を使用します。厚さ6mmの天板なのでちょうど本体と角が合うはずです。
スピーカー取付部は1分面で仕上げました。

仕上げ・塗装
本体をペーパーで仕上げます。280番のサンドペーパーで仕上げました。
全体が仕上がったら塗装します。私は木工用の2液性のウレタン塗料を使っています。
まずはサンディングシーラーを吹付して乾燥後、400番のペーパーで仕上げます。この工程を2回行います。
その後、800番くらいのペーパーで仕上げを行います。
仕上にウレタンクリア(半艶)を吹き付けます。乾燥後、再度吹き付けて完成です。
部品の組み込み
各部材に配線

各部材に配線取り付ける前にあらかじめ配線しておきます。
充電放電統合モジュール | 入力(DC5V)、出力(デコードボードの電源)、リチウムイオン電池ボックス |
デコードボード | アンテナ線 |
スピーカー | デコードボードに付属のコネクター付きケーブル |
本体への取付


本体への取付各部品を本体へ取り付けます。
- アンテナの取付
- 充電放電統合モジュール取付部にアクリル板貼りつけ(バッテリー残量確認穴部)
- 充電放電統合モジュールの取付
- スピーカーの取付
- リチウムイオン電池ボックスの取付
- DC電源ジャックソケットの取付、配線
- コネクター接続後、Bluetooth互換デコードボードの取付
- リチウムイオン電池の挿入、固定
バスレフポート、吸音材の挿入

バスレフポート、吸音材の挿入バスレフポートを取り付けます。今回はトイレットペーパーの芯を使いました。長さは実際に聞いてみて決めた方が良いと思います。
吸音材の量も同様に入れたら裏板を固定して音出しして決めればよいと思います。
ダイソー300円スピーカーユニット使用
同じ仕様でダイソーの300円スピーカーのユニット50mmでも作ってみたよ。

こちらはバスレフポートを前面に取り付けました。
あとがき
今回使用したBluetooth互換デコードボードの機能が凄いです。
MP3プレーヤー(USB-A、TFカード) | MP3 /WAV /FLAC対応 |
ラインイン(AUX) | ステレオミニプラグ |
FM周波数範囲 | 87.5〜107.5MHz |
Bluetooth | 対応バージョン:5.0 |
マイクアンプ | 標準プラグ |
ワイヤレスリモコンもついていて簡単な音質調整もできます。ちょっと残念なのはFM受信が87.5〜107.5MHzなので私の住んでいる地域では一局しか受信できませんでした。
音質については私個人的にはPAM8403を搭載したアンプモジュールの方が良いと感じました。
でもこの一台でどこへでも持ち運びできるので重宝しています。ボリューム部が青く光ったり、音量に合わせてVUメーターっぽく光ったりするせいか、18650リチウムイオン電池1本では稼働時間が短い感じがするのでもう一本並列につないで使おうと思います。
次はどんなスピーカーを作ろうかな♪
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