PAM 8403 ミニデジタルパワーアンプボードを2枚使ってデュアルアンプでスピーカーを鳴らしてみた

PAM8403搭載のミニデジタルアンプモジュールを2枚使用してデュアルアンプ構成でスピーカー2セットを鳴らしてみました。こちらのモジュールにはボリュームがないのでパッシブトーンボードで低音・高音・音量が調整できるようにしました。

目次

デュアルアンプ構成に使用した部品

Digital Amplifier Board

PAM8403を搭載したデジタルアンプモジュールです。2枚使用します。

製品名Digital Amplifier Board
供給電圧DC 2.5-5.5 V
アンプチップPAM8403
チャンネル数2 チャンネル
出力3W+3W(5V入力時)
寸法25*18*2mm

Bluetooth 5.0 VHM-314

入力デバイスとの接続にはブルートゥースデコーダボードVHM-314を使用しました。

製品名MP3 Bluetooth デコーダボード
USB電源ユニバーサルTPYE-C 5V電源
電源DC3.7~5V
信号対雑音比90db
THD+N-70db
クロストーク-86db
DNR91db
サポート構成A2DP/AVCTP/AVDTP/HFP
サービスレベル> 5 メートル

XH-M802パッシブトーンボード

デジタルアンプモジュールにブルートゥースデコーダボードを接続しても再生できるのですが、無信号時のノイズが大きかったので間にプリアンプ代わりにパッシブトーンボードを接続して音量・低音・高音のコントロールができるようにしました。

製品名パッシブトーンボード
使用用途高音・低音・音量の可変
チャネル数2チャネル
ノブ間隔22.5mm
ソケットタイプXH2.54-3P
外観サイズ56*28mm

テストスピーカー

口径77mのスピーカーと口径85mmのフルレンジユニットの自作スピーカーに接続しました。

  • 77mm8Ω MAX20W フルレンジバスレフスピーカー 
  • 85mm8Ω MAX10W フルレンジバスレフスピーカー
  • 電源…安定化電源

配線・接続

モジュールにはピンヘッダーを取り付けてブレッドボードジャンパーワイヤーで簡易配線しました。

Bluetooth 5.0 VHM-314(DC±・信号出力)XH-M802パッシブトーンボード(信号入・出力)Digital Amplifier Board×2(DC+のみ・信号入力)で配線します。(XH-M802パッシブトーンボードは電源不要です。)

信号出力用のRCAケーブルは今回はアンプモジュールを2枚使用するので3Pコネクターをセットつないで入力1系統、出力2系統にしました。

リチウムイオン電池で使ってみた

電源をリチウムイオン電池で使用してみました。充電モジュールにはTP4056を使用しました。

TP4056 18650 リチウム電池充電器モジュール

入力電圧5V
充電カットオフ電圧4.2V ± 1%
最大充電電流1000mA
バッテリー過放電保護電圧2.5V
バッテリー過電流保護電流3A
ボードサイズ2.7 * 1.7CM

今回のリチウムイオン電池は公表値3200mahのものを使用しました。とりあえず1本で使用してみて稼働時間が短いようだったら並列で2本で使用して稼働時間をテストしようと思います。また、TP4056充電モジュールの5Vの入力端子にはUSB-Cのメスコネクターを接続しました。(TP4056充電モジュールにもUSB-Cコネクタはついているのですが実際にアンプ内蔵スピーカー内に設置することを考ました。)

使った感想

パッシブトーンボードは電源が必要ないのでその他のブルートゥースデコーダボード・デジタルパワーアンプボードにはリチウムイオン電池での使用を考えて、それぞれ3.7Vの電源を接続しました。スイッチオンで『ポップノイズ』が出ますが無事に電源が入りました。が、無音時にノイズが目立ちます。試行錯誤の結果、デジタルパワーアンプボードのマイナス接続を取り外すことで解消しました。それでも無音時には若干のノイズがあります。別のブルートゥースデコーダボードも試してみたいと思います。

まず、その音質にびっくりしました。デュアルアンプ+デュアルスピーカーは良いです。当然の結果ですが音圧が1台の時より出ています。この音がこんな小さなモジュールから出ているのが信じられないです。『パッシブトーンボード』もきっちり役目を果たしています。低音・高音を少し調整するだけで自作スピーカーの特性を変えることができているようです。気にしていた『電力ロス』もなく、結構な音量が出ます。このシステムでアンプ内蔵4スピーカーを製作しようと思いました。

このシステムでは無音時に約30mA、音量を上げると100mA以上になるときもありました。

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この記事を書いた人

高校卒業後、10年ほど地元の会社に勤めるが将来に希望が持てず建築業(大工)に転職。20年ほど現場にて職人として従事し、現在は個人事業主として活動中。1964年生まれ しし座。

人生の折り返し地点はとっくに過ぎたので残された短い健康寿命を有意義に過ごしたいと思います。

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