使用する機会の少ない現場用のポータブル電源を何かに活用したいと思いました。
とりあえず今にあるテレビの電気料金だけでも節約できればと思い、太陽光でポータブル電源にためて運用します。
使用する器材
今回、使用する器材です。
AIKOソーラー 太陽光パネル(440W)を新たに購入しました。
ジャクリー製BN-RB10(1002Wh)

ジャクリー製BN-RB10は10年ほど前に購入したポータブル電源です。1000Whクラスのポータブル電源では軽量の10.9Kgです。持ち手がついているので運びやすく、折りたためば天板がフラットになります。ポート類が全て前面にあるので使いやすいです。三元系リチウムイオン電池なので現在のリン酸鉄リチウムイオンバッテリーに比べれば耐久性は劣りますが現在でも現役です。
動作時のファンの音はこれから紹介するものに比べて大きめです。
エコフローDELTA3+エクストラバッテリー(合計2048Wh)

エコフローDELTA3は2024年現在で最新のモデルになります。容量は1024Whです。ACの定格出力が1500W(サージ3000W)です。重量は12.5kgです。仕事で使用しているエアーコンプレッサーも使用可能でした。
エクストラバッテリーをつないで2048Whで使用します。
アプリを使用して現在の運用状況をリアルタイムに確認できます。(入出力の積算値も表示可能)
時々稼働するファンはほとんど気になりません。
エロフローDELTA2Max(2028Wh)

エロフローDELTA2Maxは容量が2048Whのポータブル電源です。重量は23kgです。少し重いですが持ち運びは十分できます。ACの定格出力が2000W(サージ4000W)でほとんどの家電が使用可能です。
アプリで現在の運用状況を確認できます。
動作音も静かです。
ジャクリー折りたたみソーラーパネル(100W)

ジャクリ―製折りたたみソーラーパネル(100W)はあまり使用しておらず悪天候時には使用できないのでサッシの内側に仮固定しています。
晴天時には70Wほど発電します。
AIKOソーラー 太陽光パネル(440W)3枚

AIKOソーラー 太陽光パネル(440W)はソーラーオフより1枚33,000円+送料1650円で購入しました。
サイズは1762mm×1134mmで重さは8.9kgです。
今回は冬季期間(雪が積もっても発電を期待)でも使用できるように壁に取り付けるため、軽量のものを選びました。
南側に取り付けたパネルは11月の晴天時に480W発電した時間もありました。(ポタ電表示による)

晴天時の発電量が多かったので同じAIKOソーラー 太陽光パネル(440W)を2枚追加で購入しました。
アマゾンのブラックフライデーで10%オフで購入できました。
2024年12月26日現在で新商品が発売されたようです。出力が5W増えたようです。
こちらの440Wパネルは10%オフで発売されているようです。
上下に30mmのLアングルを取り付けて固定しました。
ポータブル電源とソーラーパネルの組み合わせ
ポータブル電源とソーラーパネルの組み合わせと使用目的です。
ジャクリー製BN-RB10(1002Wh)とジャクリー折りたたみソーラーパネル(100W)
ジャクリー製ポープ電源は同じジャクリ―製の折りたたみソーラーパネルと接続しました。
ソーラーパネルの最高出力が100Wで設置場所もサッシの内側なのであまり発電量は期待できませんが感度はよく、12月現在で朝の7時頃に少し明るくなるだけで充電ランプが点灯します。液晶画面を確認すると1Wから表示されるようです。さすがに最高でソーラーパネルの出力が晴天時で70W、曇天時は10Wくらいなので今の時期(12月)だと0%から100%まで5日くらいは必要なようです。
今のところ主にスマホやモバイルバッテリー、充電工具の充電に使用しているのでソーラーパワーだけで十分賄っています。
エコフローDELTA3+エクストラバッテリー(合計2028Wh)とAIKOソーラー 太陽光パネル(440W)

エコフローDELTA3はエクストラバッテリーを追加して合計2048Whの容量で使用しています。
ソーラー入力は500Wまでが1系統なのでAIKOソーラー 太陽光パネル(440W)がちょうどよい組み合わせだと思います。
東側の壁に設置した一枚なので午前中に天気が良ければ発電量が期待できます。12月の今の時期は1日中晴天が期待できないので今のところ1日で850Whが最高です。
DELTA3はアプリで現在の稼働状況やポート類のオンオフを設定できます。また一日単位で合計の入出力が数値で見れるのでとても参考になります。(画像参照)
電池のことも考えて充電を10%~95%に設定しているのですが一日で10%から95%まで充電できた日はまだありません。
こちらの組み合わせでは主にテレビ(フナイ製55型消費電力100W)を接続しています。
一日で6時間ほど電源を入れるのですが天候によっては電力不足になり、のちに紹介するDELTA2Maxの出力ポートに繋ぎ変えることもあります。
エロフローDELTA2Max(2028Wh)とAIKOソーラー 太陽光パネル(440W)2枚

エロフローDELTA2Maxは容量が2028Whのポータブル電源です。こちらの電源はソーラー入力が2系統あります。
それぞれ500Wまで入力できるのでAIKOソーラー 太陽光パネル(440W)を1系統に1枚、合計2枚接続して運用しています。(880W)東側のパネル1枚、南側のパネル1枚です。南側のパネルは晴天時のお昼頃には結構発電します(画像の下のソーラー入力が南側のパネルの数値です)
冬季間でも晴天時には朝10%ほどだった容量が午後1時頃には95%まで充電されるときもあります。。
デルタ2Maxもアプリで現在の稼働状況やポート類のオンオフを設定できます。
こちらの組み合わせではホットカーペット(850W)、ドライヤー(1200W)、コーヒーメーカー(1200W)を接続しています。
ホットカーペットは電気に余裕があるときのみ使用するようにしています。
運用してみて
初めてソーラーパネルを設置したのですがとても勉強になりました。
発電量は440Wパネルが3枚と100Wパネルが1枚なので住宅一軒分の電力を賄うのは到底無理ですが天気が良い日は何ワット発電しているのか気になってポータブル電源の表示を見るのが楽しいです。
結果的には冬季間でも上記のソーラーパネルを壁に設置すれば少なくともテレビ(100W)、ドライヤー、サーキュレーター、時計、スマホの充電、ホットカーペット時々(800W)の一日分の電力は賄えることがわかりました。
計算上は合計で5056Whの蓄電容量になるのですが出力時のインバーター回路等の損失もあるので実質使える電力容量は3500Whくらいだと考慮したほうが良いと思います。
太陽光パネルは合計1420Wですが2025年1月現在でも晴天時には満充電になるので容量をもう少し増やしたいですね。
まとめ
現在、販売しているポータブル電源はほとんどがリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しています。
充放電が3000回~4000回でも容量は80%を保証しているようです。単純に毎日使っても10年は使用できることになります。また、安全性も従来のリチウムイオン電池から比べて格段に向上しています。
これからの蓄電池の性能向上が楽しみです。
今回はソーラーパネルを壁に設置したのですがこちらのような雪国では冬季間でも発電が期待できるため取り付ける方角と影のことを考えて設置すればよい結果が期待できると思います。
初期投資は必要ですが太陽光で発電した電力を蓄えてたまった電力で家電を使うことは得した気分になります。また、ある電力で賄おうとするので結果的にに節電になるように思えます。
これまではつけっぱなしのテレビもこまめにオンオフするようになりました。
これから日が長くなっていくので今ある太陽光パネルの電力を100%蓄電できるように容量を増やす予定です。
設置後、運用状況をまたお知らせしたいと思います。
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